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顧問の独り言 2021年7月号

『2021夏、第1章。』ー夏の大会、皇后杯県予選ー

7月上旬、定期試験に前後して8月と9月の練習場所確保の抽選会(場所によっては向こう3月まで!)。最近では近隣クラブチームの保護者との顔馴染みが増えてきた。何人かは指導者だが大半は保護者だ。有志なのか頼まれた上で役割として馳せ参じているのかは定かでないが、〝お互い大変ねー〟なんて言いながらも苦労を顔に出さず、その手間さえ楽しんでいる様子がサッカーというスポーツ(あるいはその集団)を愛している証拠であり、何よりポジティブで素晴らしいと思う。そんな、愛すべき面倒臭さを誰かが担ってくれている、ということを小学生でも中学生でも高校生でも(高校生でも!)本当に知ってもらいたいなぁと思う。あらゆる条件は何らかの努力と工夫の上に成り立っているのだ(あるいは努力と工夫が無ければ成り立たないのだ)。よく言うところの〝応援してくれている人に感謝を…〟という下りは、例えばこういう人に向けてのメッセージでもあるはず。というわけでわれらAGSGもひとまず練習場所の確保に成功。良かった良かった。

10日、愛知東邦大学と久しぶりの対戦。戦力的に県最高峰のひとつであるのは疑う余地なし。だからこそ精神論ではなく、目に見える具体的なチャレンジを個やグループでトライするべきだった。それができないからこそ未熟なチーム、なのかもしれないが。怯えた戦いぶりでは収穫は無い。その愚かさに気づいた頃にはすでに幾度もゴールネットを揺らされていた。むしろ精神的にはそれでも個々で堪えるようにして頑張っていたと思う。だがチームトータルで言えば、まるで相手から逃げ纏うような戦い方に終始してしまった。背中を向ければ相手が仕掛けてくる瞬間すら感じられない。真正面から行けば相手も身構える。そういうことだ。

11日、対名古屋経済大学。実は前日に数人の体調不良や怪我が発生したため、率いる三壁さんに弱音を吐く電話をしていた。そんな私を受け止めた上で、それでもやる価値はあるのではないですかと多くの助言をもらった。私にとっては、この夏をどう乗り越えるべきか、今の私たちで乗り越えられるのかという大きなモヤモヤがあったが、三壁さんの深いぃ話によって随分と顔を上げることができた。あのレバーがあれば全力で前に押し出したいほどだ。
ゲーム内容に関しては激しく浮いたり沈んだり。一つ言えるのは死に物狂いに戦うことで大きなヒントを手に入れる試合に出来たこと。高さと集中、そしてコミュニケーション。前日の苦労からよくぞ改善を目指し、そして素晴らしいチャレンジをした。自分たちでも出来る(かもしれない)という、確信とまではいかないが、微かな希望を感じ始めるには十分な試合内容。とはいえ、体力的な側面も課題であると突きつけられもした。ただとにかく、指針は手に入れた。

17日、G.D.P.(ガールズドリームプロジェクト)。フットサル場で行う小学生指導の第2回目。暑さに負けず集まってくれた小学生女児の元気と笑顔に癒されまくった4時間。前回で関わったチビっ子から名前を覚えてもらっていた部員も。高学年や経験者になるとパスの概念にもすぐに適応。大したもんだ。この子達に憧れられるチームにならなくては…。

皇后杯GH GROUP CUP。今年度から大会スポンサーがついて撮影用の立派なバナーが会場に設置されたりパンフレットも豪華なものが配布されるように。つまり様々なところで見てもらえる、見られることが増えるということ。ピッチの内外で女子サッカーファミリーの一員として自覚とプライドを持つべき、というのは決して大袈裟では無い。
22日、一回戦は豊田レディース。言わずと知れた名門クラブ。アンガクにも当然卒クラブ生は歴代来ている。率いる史朗さんは県国体を率いる優れた指導者。試合前の雑談で伺った、各々の能力やコンディションをみてケースバイケースで各年代をミックスしているというチーム作りの姿勢は、女子サッカーが目指すチームの在り方として素晴らしい選択肢の一つだと心底思う。
かなり押し込まれ続けるであろう想定でゲームに入るも、徐々にアグレッシブなサッカーを展開出来た。前半を互いにスコアレスで折り返し、勝負の後半。この試合、豊富な運動量で存在感を発揮していたマナカが右サイドから絶妙なクロス。待ち受けたリオンが確実に決めて待望の先制ゴール。その後も一進一退の内容が続くも互いに譲らず。結局この1点をモノにして一回戦を突破した。

23日、県高校女子サッカー大会(通称夏の大会)準々決勝。勝てばベスト4、つまり高校選手権のシード権を得る大切な一戦は至学館高校と対戦。充実の戦力でいま一番ノっているチームの一つである。とはいえアンガクも容易く道を譲る気はない。どれだけ粘り強く、好機を見逃さない戦いができるかが焦点となる一戦。
キックオフ早々から私たちなりに、非常にコレクティブに戦えていたと自己評価している。これまでの経験を生かしたグループでの戦いは一定満足できる内容。このまま前半をやり過ごせるかと思った前半26分、バイタルエリアで虚を突かれた。見事な判断と技術で先制を許し、0−1で前半終了。後半に入ると、一層押し込まれる場面が増加。それでも簡単には決壊しなかったことは試合を通じた成長を感じさせた。だがまだ足りなかったセットプレーでの守備。ある意味では現時点での力量差が一番わかりやすく出る場面。今後の課題をまざまざと突きつけられる2失点を喫す。結果、0−3で敗戦。2014年度の総体予選以来続いていた県4強を逃すことになった(こうやって振り返るとその長きにわたる時間に自分自身驚くところもあるし、また必ず戻ってやるという決意も簡単に湧き上がる。我ながら大したもんだ笑)。失意に溺れる暇は無い。翌日には皇后杯が続く。

24日、皇后杯二回戦。立ちはだかるのは同朋高校。今年度県総体準決勝で0−2のスコアで敗れた相手だ。その相手に隙を見せない戦いができるかどうか、が焦点。
前日の敗戦を受け止めながら、修正を強く意識しつつ目の前の相手と戦う。しかもその相手は総体準優勝チーム。極めて難しいミッションを、それでも全部員がチャレンジした。そのことが本当に誇らしい。前半のスコアは0−0。内容的には6:4で同朋に分があった。後半に入るとその流れは徐々に変化していく。時間が進むたびにアンガクがシュートまで持ち込む場面が出てきた。しかし同朋にも当然意地がある。得点には至らない。とはいえ6:4だった流れはいつしか5.5:4.5、くらいに持ち直したかと思う。
そしてPK戦。チョイスしたメンバーが全員決めて、歓喜の輪、最高の結末。結果、皇后杯ベスト8進出。狙うは、創部以来まだ到達していない、皇后杯4強。

25日、皇后杯準々決勝。対するはシードチームである刈谷FCプロジェクトソニア。この日も当然、粘り強さを発揮すべくメンバーを送り出した。五分五分の試合内容でありながら前半に先制を許してしまう苦しい展開。しかしまもなくユウナが技ありのゴールを決めて、前半のうちに振り出しへ。チームは息を吹き返した。後半に入ると、決定機までなかなか行けない時間帯が続く。するとショートカウンター気味にするするっと抜け出されてしまう。僅かな判断ミスも起こしてしまった。逆に言えばそのシーンを見逃さなかった相手チームの選手を評価すべきかもしれない。1−2、ビハインド。その後、もちろん追いつこうと必死に攻撃を仕掛けた。が、さすがお姉さんチームである。うまくいなされてしまった。本当に残念無念、1−2でタイムアップ。目指した皇后杯4強という目標は到達できず。

 

振り返る上で、まず大前提としてこの4連戦における全員の奮闘は正しく評価しなくてはいけない。4つで2勝2敗。対戦相手はそれぞれに特徴があり、いずれも力量ある相手であった。まさしくチームとしてのトライ&エラーが次に進むエネルギーになることを再認識する良い機会ばかりであった。
4試合で得点は2、失点が4。点を取るスポーツであることを考えると少し物足りない数字だ。無論、相手のあることだからそんなに簡単では無い、が向上を目指さなくては。フィニッシュシーン。そしてそこに至る一つ前、二つ前をロジカルに。
フィジカルの改善にも一層手を加えたい。一足飛びにはいかないが手を打たないほど私たちは無能では無い。結果的にまたやられてしまうかもしれないが私たちにとって今以上の、最高レベルの抵抗をしたい。そのための、出来うるフィジカル。

連戦後のトレーニングから、すぐに改善に取り組み始めたことを、まずはポジティブに受け止めよう。技術、コミュニケーション、姿勢、心。すべてに意欲的な行動をとり始めた。これを続けていくことが、この4連戦を次に繋げることになる。

8月が楽しみになってきた。

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