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OGメッセージ

最初から勝てたわけじゃなかった。
それでも。
2006年の創部から脈々と続くアンガク魂。
仲間と共に過ごした時間と経験はすべてが財産。
今改めて。
先輩たちの姿を振り返る。

中本莉緒 Rio Nakamoto

 私はサッカーがやりたくて安城学園に進学しました。サッカー経験はほとんどありませんでしたが、ありがたいことに1年次から試合に出させてもらうことができました。試合に出られる嬉しさはありましたが、自分でいいのかなという不安の方が大きかったです。でも、アドバイスをくれる先輩方や励ましてくれる同期、信頼して起用し続けてくれる先生のおかげで自分に自信を持ってプレーすることができました。
 先輩方が抜け、新チームが始動する時には、私はセットプレーのキッカーを任されました。それからは、毎日のようにコーナーやフリーキックの練習をしました。最初の頃は思うようなボールが蹴れずチャンスを潰してしまうことがありましたが、何本も練習するうちに狙ったところに蹴れるようになりました。私が納得するまで練習に付き合ってくれた仲間の存在はとても大きかったです。初めてコーナーから決まった時の興奮は今でも忘れられません。思い出に残るゴールの1つです。
 自分たちの代となった3年生では、思うような結果を残すことが出来ず悔しい思いをたくさんしました。それでも13期7人全員で目標に向かって必死に練習したことはかけがえのないものです。
 サッカー部に入って礼儀やマナーだけではなく、失敗を恐れないことや取り組み続けることの大切さなど多くのことを学びました。そして尊敬する先輩方、大好きな同期、頼もしい後輩達に出会うことができました。サッカー部に入ってよかったと心から思います。もう一度あの頃に戻ってみんなとサッカーがしたいと強く思える最高の日々でした。

13期生(2016年度入学)。副将。
中学時代はチーム所属無しだがサッカーをやるために安城学園へ。進路は名城大学理工学部。ポジションは左SBを中心にプレー。3年時では左SHもそつなくこなすほどに成長。高2でU-18県トレセン選出。

 

 


千賀夏希 Natsuki Senga

 「愛知で1番になる」「全国大会に出る」を目標に女子サッカー部に入部しました。私は13期生として3年間過ごしました。憧れる先輩がいて、追いかけるべき背中があって、負けたくないと思わせてくれる後輩ができて、どの学年の自分を切り取っても私の周りにはいつも刺激をくれる仲間がいました。高い目標を掲げているからこそ上手くいかない現実に目標を見失ってしまうこともありました。学年が上がっていくごとにチャンスが減ること、自分たちがチームを引っ張っていかないといけないプレッシャー。苛立ちが混じった目標への焦りを感じながら過ごすこともありました。時には仲間とぶつかることもありましたが、いつでも自分には手を差し伸べてくれる13期生の仲間がいました。試合に出れない悔しさ、怪我で全力プレーが出来ない辛さ、自分の感情を押し殺して「頑張れ」と背中を押してくれる素敵な人達に私は出会えました。私は目標を達成できずに高校サッカーを終えました。ですがそれ以上に目標に向かって我武者羅だった日常が今の自分の力になっています。仲間と一緒に喜んだこと、悔しがったこと。それらすべて安城学園に来て良かったと思えるのは13期生として3年間過ごせたからです。
 サッカーに限らずですが、目標に向かって戦い続けていたら必ず素敵な人達に出会えます。応援してくれる人、支えてくれる人、頑張ろうと思わせてくれる人がそばにいます。そしてあなた自身も誰かにとってそんな存在になってほしいです。たった3年しかない高校生活、3年しかないからこそ泥臭く仲間とサッカー漬けの毎日を送るのも悪くないと思います。まだ安城学園が見たことの無い景色を、あなたが見せてくれることをOGとして楽しみにしています。
 私は今、愛知東邦大学でサッカーを続けています。大学でもサッカーを続けている以上、自分に負けずもっと成長していきたいです。不自由のない生活が送れていること、サッカーができる環境があること、当たり前だと思っていることへの感謝の気持ちを忘れず夢を追い続けています。なによりサッカーに出会わせてくれた家族へ結果で恩返ししたいです。自分自身の目標、チームとしての目標、それぞれを達成させてサッカー人生を完結させたいと思います。

13期生(2016年度入学)。主将。
AISAI FC→安城学園→愛知東邦大学。ボランチとトップ下で活躍。高1でU-18県トレセン、高2で県高校リーグ優秀選手選出。愛知国体には高2で候補入りし、高3で選出を受けミニ国体に県代表として出場。大学1年時、スターティングでインカレ出場を果たし、得点も記録。

 


都築麗緒奈 Reona Tsuzuki

 中学3年生の秋、安城学園に女子サッカー部があることを知り、体験に来た。わたしはずっと男子の中でサッカーをしてきたので、女子サッカーがどんなものなのか知らなかった。体験に来て先輩方の優しさを体感し、なにより『楽しい』という思いが芽生え、安城学園に入学することを決めた。
 教員になるという夢があったため、文理Ⅰという特進クラスで勉強も頑張りながら、部活も頑張る文武両道をしてきた。朝は授業の関係で朝練に出ることはできなかったけれど、午後のトレーニングで仲間から学ぶことや、中野先生に教わることはたくさんあった。みんなに遅れないように一生懸命サッカーに向き合った。なによりこの3年間、グラウンドでみんなとサッカーしている時が1番楽しかった。目標があったから切磋琢磨できたし、頑張る仲間がいたからこそ今の自分があると思う。模試などで試合に行けないこともあったけど、仲間を信じて自分を信じて戦えた。時には張り合うこともあり、涙を流すこともあったが、みんなで乗り越えて目標を達成することができた時はとても嬉しかった。文武両道はとても大変だったけど、仲間がいたから頑張れたと思う。
今は教員になるという夢を叶えるために、大学でたくさんのことを学んでいる。また、高校サッカーで学んだことを活かして、大学でもサッカーを続けている。サッカーは人と人をつなげる手段でもある。高校サッカーで学んだことはこれからの人生に役立つと思う。高校3年間の生活を安城学園高校女子サッカー部で過ごすと、よりこれからに活かせると思う。入部を決めたら、どんなことにも負けずに戦い続けてほしい。がんばれ安城学園女子サッカー部。いつまでも応援してます。

12期生(2015年度入学)。
半田市立乙川中学校サッカー部→安城学園→岐阜聖徳学園大学。大学では男子サッカー部所属。2019年度岐阜国体メンバー選出。高校在学時は左SHで三年間の公式戦総得点は82得点(チーム歴代1位)。高2時にU-18県トレセン選出、県サッカー協会による年間優秀選手受賞(AIFAアワード)。高3では愛知国体メンバー候補。現在は小学校で教鞭をとる日々。

 


木村菜々花 Nanaka Kimura

私は小学生の頃からサッカーをしていて、中学三年生の時には全国大会に出場しました。燃え尽き症候群になっていたということもあり、高校ではサッカーを続けない予定でいましたが、サッカーをすること以外にやりたい事がなかった私は進路を決められずにいました。そんな私に、「ウチの練習に来てみないか?」と声を掛けて下さったのが中野先生でした。私は安城学園の学校見学と体験入部に参加し、経験者と初心者が混在しながらも楽しそうにサッカーをしている先輩方や、それを見てニコニコしている先生、そしてチームの雰囲気に魅力を感じ、安城学園高校サッカー部の一員になることを決めました。
入部当初は上手くいかないことも多く、たくさん悩みました。先生や先輩、同期とぶつかることはもちろん、自分自身が嫌になってしまうこともありました。ですが、そんな状況から救ってくれたのも、女サカのみんなでした。ひたむきにサッカーと向き合い、真剣に練習に取り組む姿を見て、こんなことは言ってられない、やるしかない、と覚悟を決める事ができました。女サカのことで悩み、女サカに助けられ。女サカだったからしんどくて、女サカだったから楽しくて。女サカで一喜一憂できた高校三年間は、私の青春であり、大切な思い出であり、大きな糧となりました。
私は今も愛知東邦大学でサッカーを続けています。大学でもサッカーを続けようと思えたのも、東邦に入りたいと思えたのも安学での経験があったからこそです。何かを始めようとして辞めるのも、今まで取り組んできたことを辞めるのも簡単です。ですが、やりたいことをできる時間は限られているので、自分がやりたいと思うものに全力を注いでほしいです。それがサッカーではなくても、自分はこれをやった、やりきった、と思えるものを何か一つでも良いので自分の手で掴んでください。それがきっと自信に繋がります。学生生活をどう過ごしていくのかは、全部自分次第です。人生は一度きり!自分のやりたいことに精一杯取り組んで、毎日を充実させましょう!(^o^)/

12期生(2015年度入学)。副将。
ラブリッジ名古屋ユース→安城学園→愛知東邦大学。ラブリッジ時代はキャプテン。高校に入り、ボランチや右SBを務め、チーム戦術に欠かせないスキルフルなプレーヤーに成長。高2で県U-18に選出。他大学からの誘いもある中、より高みを目指したい気持ちから愛知東邦大学へ進学。インカレにも連続出場。

 


榎本梨乃 RinoEnomoto
私は女子サッカー部での活動を通して、一つのことに真剣に打ち込むことの楽しさを実感しました。大会で優勝したい、全国大会に行きたい、という思いから高校でサッカーを続ける選択をし、安城学園を選択しました。高校3年間ひたすら部活に打ち込み、試合で負けて心が折れることも、チームメイトと喧嘩してしまうことも少なくありませんでしたが、それ以上に勝った時の喜び、その喜びを共有できる仲間がいる幸せを経験しました。他にも部活動を通して、人との関わりの大切さを学びました。サッカーだけでなく私生活でも指導してくださった先生、先輩方、辛い時に支えくれた同級生の仲間、可愛くて頼りになる後輩などたくさんの人と関わりがありました。辛くてどうしようもない時は支えてくれたり、互いに高め合い切磋琢磨し合い、部活動を通して出会えた人のおかげで今の私がいます。そして、部活を引退する最後まで精一杯頑張り続けた自分がいたからこそ大変なこと、辛いことにも立ち向かえる今の自分になれたと思います。

高校を卒業し、わたしは理学療法士というリハビリを行う人の資格を取得することのできる大学に通っています。自分が実際に怪我をした時にお世話になり、理学療法士という仕事に憧れ、目指すことを決めました。将来は自分と同じようにスポーツで怪我をした人にリハビリや、テーピングなどの治療ができるよう今は勉強に励んでいます。高校の時の全国大会出場という目標は達成できませんでしたが、その悔しさを糧に、毎日必死に勉強しています。そしてサッカーを通して出会えた夢に向かって、逃げださず頑張っていこうと思います。
高校生活を振り返ると、私は安城学園でプレーしたことが誇りであり、誰よりも充実していたと胸を張って言えます。ぜひサッカー経験のある方、安城学園でやりませんか。たくさんの出会いが、そして何よりも純粋にサッカーを楽しむことのできる3年間が待っています。

12期生(2015年度入学)。二年間に渡り主将を務めた。
西尾市立西尾中学校サッカー部→安城学園→星城大学リハビリテーション学部。高校時代はCB。高3時に愛知県サッカー協会から県のトップに贈られる年間優秀選手賞を受賞(2017AIFAアワード)。高2で県高校リーグ優秀選手、U18トレセン選出。2019年度には安城学園女子サッカー部コーチとして活動。

 


築山七海 NanamiTsukiyama
私は安城学園女子サッカー部にサッカー経験者として入部しました。試合ではディフェンダーとしてプレーしていましたが、公式戦になかなか出場することができず、入部から半年ほど経った時に中野先生から「GKにポジションチェンジしてみないか」と言われました。その時は特に何も考えず、すぐにGKになることを決めました。しかし、思っていた以上にGKは難しく、基礎練習ですらうまくやることが出来ませんでした。みんなより少し遅くスタートした分、追いつくために必死に練習し、父親に練習を頼んだこともありました。GKトレーニングを積み重ねていく中で、結果的に自分の武器となる1対1の強さを身に付けることができました。出来ることが増えていくにつれてとても楽しくなり、サッカーがもっと好きになりました。最後の大会では目標だった東海大会に初出場することができました。結果は初戦敗退となってしまい、みんなともう一緒にサッカーができないことは悲しかったけれど、悔いはありません。
現在は大学で女子サッカー部に所属しインカレ、国民体育大会本戦にも出場をすることができました。学校の授業では日本サッカー協会C級コーチライセンスを取得し、中高の保健体育教員免許も取得できるよう勉強しています。
ここまでくることができたのは中野先生と11期生に出会えたからだと思います。11期生の仲間は今でも連絡をとり、私の心の支えとなっています。部活の仲間は一生の宝だと思っています。女子サッカー部に入り3年間で学んだことは、サッカーの技術・知識、礼儀と仲間の大切さです。礼儀と仲間の大切さは社会に出ても大事な事だと思うので、女子サッカー部で過ごす時間を本当に大切にしてほしいです。
11期生(2014年度入学)。
豊田レディースFC→安城学園→北陸大学(石川)→藤枝MYFC(静岡)。GK経験は皆無だったがメキメキと頭角を現し、チーム初であった東海大会のピッチにも立った。高3でU-18県トレセン選出。北陸大ではキャプテン。インカレ出場、石川県の国体メンバーにも選出され、高校時代は成し得なかった全国への出場権を勝ち取っている。現在は藤枝MYFCのゴールを守る日々。

加藤遥 Haruka Kato

私は今、大学で女子サッカー部に所属し、日々サッカーに明け暮れる毎日を過ごしています。安城学園での生活を少し紹介したいと思います。安城学園の練習では基礎基本を忠実に、暑い夏も寒い冬も仲間と共に練習に取り組みました。与えられた場所と時間の中で仲間と笑い、時に泣き、時にすれ違いながらも一生懸命やってきました。3年間を共に過ごした11期生の仲間たちは、私にとって魅力的で素敵な仲間たちです。私が3年生の時、初めて東海大会への切符を手に入れました。初戦で敗れてしまいましたが、東海大会でのワクワクとドキドキは忘れられません。
 もっとサッカーがしたいという気持ちが大きくなり、私は大学でサッカーを続けています。とてもレベルが高く、新しい発見や驚きでいっぱいです。サッカーができる環境に感謝し、もがきながらもひたむきに取り組んでいます。うまくいかないときは、安学魂を思い出して基礎基本を忠実に取り組んでいます。
 私は安城学園でサッカーを続けていなかったら、今の私はいないとつくづく思います。高校生活3年間は本当にあっという間です。本気で夢に向かって頑張れる、努力できる時間はこの先もずっとあるわけではありません。楽しいばかりではなく、時に辛いこともあったりなかったりすると思います。しかし、3年間という限りある時間を安城学園女子サッカー部で過ごしてみませんか?かけがえのない仲間と先生と一緒に素敵な夢を追いかけてみませんか?

11期生(2014年度入学)、主将。
ISS FC(岐阜)→安城学園→仙台大学(宮城)。初の県外出身部員。ボランチと左サイドMFで活躍。高2でU-18県トレセンと高校リーグ優秀選手に選出。また高3時に岐阜県の国体メンバーに選出され、以降連続選出。大学生年代の全国大会であるインカレにも1年時から出場を果たしている。仙台大学では副キャプテン。現在は故郷の岐阜県で念願の教壇に立っている。

岩本香織 Kaori Iwamoto

私は中学生の時、友達に誘われてなんとなくサッカーを始めました。サッカーをしている時が楽しく、もっと上達したいという思いから高校進学後もサッカーを続けることにしました。中3の夏に安城学園の体験に参加したことを今でも覚えています。先輩たちは優しく接してくれて、とても楽しそうにサッカーをしている先輩達を見て、私はここでサッカーがしたいと思いました。当時のチームは経験者が数人だけ、と初心者が多いチームでした。しかし経験者と初心者が関係なくチームとして切磋琢磨し、とても良い雰囲気で日々の練習に取り組んでいました。時には仲間と意見が合わず言い合いになったり、中野先生から練習に気持ちが入っていないと喝を入れてもらったり…。常に刺激のある環境だったからこそ、高い目標を持って取り組むことができたと思います。3年間部活動をやり切り、人として成長することができました。サッカーの技術は中野先生の熱いご指導の下、向上したのはもちろんですが、礼儀やコミュニケーション、協調性など部活動を通して学ぶことがたくさんありました。高校3年間は長いようでとても短いです。私は勉強より部活動に没頭した高校3年間でした。それもありだと思います。安城学園でサッカーをやり遂げ、大学進学後も競技スポーツとしてサッカーを続け、現在は特別支援学校の正教員を目指し、空いた時間でサッカーのコーチをしています。現在の安城学園は2019年度の新人戦で優勝をし、OGとして誇りに思います。更なる高い目標に向かって歩み続ける安城学園を応援しています。
7期生(2010年度入学)、副将。
シロキFC→安城学園→日本女子体育大学(東京)。高2でU-18トレセン、国体に向けたエリートプログラムに選出。大学でも副キャプテンを務めた。大学卒業後は愛知に戻り特別支援学校にて教壇に立つ。現在はシロキでコーチ兼選手活動の二足の草鞋で活躍中。