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顧問の独り言 2019年10月号Part1

『安城学園、かく戦えり。』ー 高校選手権第1節 vs豊川  

10月14日第1節、豊川高校。
初戦を取った方が勢いに乗り、落とせば一気に形勢不利になる。
そんなことは十分すぎるほど分かっている。だからこそ、部員の心意気もトレーニングの準備も万端だった。
キックオフ、ファーストプレー。まさかの失点。決して奇襲というわけではなかったのに。油断ももちろんなかった。ただ、少し動きが硬かったことだけは心残り。0-1。
一気に盛り上がる豊川。それは互いにこの試合がもつ意味を深いところで理解しているからこそ当然。だがアンガクもすぐさま盛り返す。
4分、クロスに関わるナナコ、そして決めたのはリナ。ボディバランス見事に浮き球をダイナミックに叩き込んで振り出しに戻す。1-1。
18分、アプローチにわずかな緩みが出た。そこを見逃さない豊川のドリブル侵入を防ぎに動いた一瞬の出来事。PAでギリギリの駆け引きは不運にもファール、PK献上。1-2。
後半に入り53分。直前のジャッジでFKを与えた。この試合、両チーム互いにセットプレーには神経を尖らせている。それだけ高い水準でせめぎ合う試合内容になると分かりきっている2チームなのだ。
局面に応じた戦術としては決して間違っていなかった。相手最前列の位置は確かにオフサイド。だがボールは一つその奥へ。最終ラインと最前列の瞬間的な駆け引き、どちらに転んでも理解できるジャッジ。そこを巧みに突いてきた豊川の思い切りの良さを認めた方がいい。僅かな混乱と、ほんの少し遅れた危機管理。1-3。

80分が経過しアディショナルタイムは3分の表示。その80+1分、アンガクのCK。リナの放ったボールをナナコが難しい角度ながらドンピシャのヘッドでサイドネットへ突き刺す。チームとして武器にしてきた部分を見事に表現。2-3。

スコアの動きだけでは追いかけられないせめぎ合いが随所にあった。非常にタフで、拳を突き合うような試合。誤解してはいけない。それは非常にフェアであり相手の力量を互いに認め合っているからこそ、だと思う。

試合後には大勢の部員が涙を我慢できない。無理もない、気持ちは痛いほどわかる。だがまだ第1節が終わったところ。得失点差も最小。全力をかけて、持ち味を出した上での結果を悔しさの中で受け止めることも成長には不可欠。
豊川部員とも少し言葉を交わした。試合を終えて何分経ったかはわからないが、互いに本気度の高い、良い試合だったと認めていればリスペクトする言葉が出るのは至極当然でもある。ある3年生に対し、相変わらず強いねとエールを送ると、どうなるか分からなくてずっと必死だったし怖かったです、と笑顔で会話。

第1節終了。
カピタニオ 勝ち点4 得失点+5
豊川          勝ち点4 得失点+1
安城学園    勝ち点0 得失点-1
愛知啓成    勝ち点0 得失点-5。

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