今年は桜を散らすような雨があまり降らず、幸いにも入学式当日はシャッターチャンスの多い1日となったようだ。
4月6日、本校入学式。毎年のことだが着慣れない制服姿が初々しい。今年度は419名がまだ見ぬ担任から名前を呼ばれた。ここから3年間、楽しみも苦労も経験し、一生の友をつくって見事に巣立ってくれることを楽しみにしよう。その思いは新入部員に対しても当然同じである。今年度、入部に名乗りを上げたのは現在9名。決して多くはないが悲観するほど少なくもない。これで総勢24名。手狭になってきたマイクロバスに、女子サッカー部を率いて12年目の充実を感じる。
15日には新入生歓迎会でPNFCを披露し、その後は名古屋ラブリッジJrユースとTM。体格とランスピードではこちらが勝るものの、的確なスキルと明確な個人戦術において相変わらず素晴らしいものを見せてもらった。また、試合前にはチームを率いる江後さんと談笑。話題は試合前における心と体の準備をどう進めるべきか、というところに。時折私語と笑顔を交えながらも淡々とW-UPを進める高校生をみて、話はディシプリンの重要性に行き着いた。ただサッカーをやるだけでは大人になれない。自律と規律があればこそ。
23日は心のホームグランドである岩倉総合でTM。飛び込み参加にOKをくれた佐伯師匠に心から感謝。この日は岩倉総合、松蔭、菊里、南山と取り組ませてもらった。総体に向けてチームを仕上げていきたい部分と、新入部員に少しでもサッカーを味わわせたい部分が共存していた。
30日、県総体開幕。本校のオープニングゲームは菊里高校。いつも一生懸命、最後まで誠実。そんなチームカラーは当然リスペクトすべきものである。これまでの公式戦では勝利し続けているが決して大差はついていない。気持ちを高め集中してゲームに挑もうと選手を送り出す。
創部12年目を記念して(というわけではないが)公式戦用のユニホームを新調した。さて、新ユニホームで誰がチーム初ゴールを挙げるか、ということを色々と予想していたわけだが記念すべき1点目は昨年度に引き続き今年度も主将を務めるリノ。顧問の予想を軽々と覆すとはさすがである(笑)。その6分後、再びCK。ナナカのキックが行き着いた先はナツキ。30mを越すところを狙いすまして追加点を挙げた。その後も前後半通じて、ゲームを支配。数回のバー直撃や不運なジャッジもあったが何より菊里のひたむきさが素晴らしかったのだと思う。結果、残念ながら追加点は奪えず2-0でフィニッシュ。得点数が期待よりも伸びなかったことはチームにとってストレスであったが改善点を明確にしやすいとも言えよう。今後の奮起に期待したい。
普遍性を大切にしながら新しい挑戦もしていく12年目。その1。とうとうカンテラ(cantera)号誕生。いつかトップに立ちたいという強い意志を持ち続けるアンガクにはこういうネーミングが合うと思う。まだいくつか手直ししたいところもあるが焦らずのんびり、といったところか。その2。チーム内で動画共有の運用開始。いままではバス車内とたまにやるミーティングでしか試合映像を観れなかったが今後は一層の有効利用を試みていく。
というわけで、今年もやっぱりGWの恩恵は殆ど無し。部活動やっていると…まぁそんなもんだね(笑)。渋滞情報を尻目に、今年も頑張るぞ!(オー)