年が明けてもう一ヶ月が経とうとしているのにまだお会い出来ていない皆さん、ご無沙汰してすいません。今年もよろしくお願いします。
蹴り初めはのんびり5日から。OGメンバーに声を掛けた時期が遅かったわりに懐かしい顔ぶれも揃ってくれた。4期生はOG会長のこなつ、そしてあゆみ。6期生ふゆか、みなみ。7期生は一番多くてみゆき、まい、あんな、かおり。そして8期生はるな。さらにあんなの弟のゆうせいまで来てくれて総勢10名。グランド状態の良さも手伝い、現役16名と共にフルコートの紅白戦で盛り上がった。往年の名選手?の珍プレーと現役の頑張りで楽しく時間を過ごすことができた。中には現役時代より上達している選手も(笑)。最後はこなつから現役に向けてお話が。この環境は当たり前のものではない、ということ。周囲に感謝する、ということ。マイクロバスのこと。そして激励。現役一同、正月から背筋の伸びる瞬間をつくってくれたOG一同に感謝。
9日と10日は伊勢にトレーニング合宿。昨年と形式は異なるが、姉妹校(笑)の至学館高校と同宿。最高のピッチコンディションで新人戦に向けたトレーニングを幾つか実施し、ゲームの機会も得た。対戦したのは三重高校、そして福井工大高。両校共に全国の経験を踏まえた上での新チーム始動のタイミング。対戦は苦労させられる事が山積であったが、これ以上ない経験にもなった。どうやら体調があまり優れない様子だった三重の田中先生、お名前は知っていてもお会いするのはこれが初めてだった福井工大高の久保先生。両先生には感謝しかない。アンガクはといえばまだケガが癒えない選手はピッチに立たずにじっと堪えて…高校からサッカーを始めた選手は全国レベルとの対戦に覚悟を決め…初日、三重には0-10(前半0-5)、二日目の福井には2-4(前半2-3)の2連敗。夜には全体ミーティングのあと選手だけで新人戦に向けた決意表明。まだまだ人間的成長を促すべき未熟な点も多いが、それでもこのメンバーで戦う他に選択肢はない。受け入れる、受け止める、そして発信する事が如何に重要なのか。他者への要求と自らの取り組み、成果を見つめ直すには、やはり〝同じ釜の飯を食う〟ことも必要なのだと思う。帰り間際におかげ横丁で気分転換。正直疲れ果てていたせいでやめとこうかな…とも思ったが、美味しすぎる伊勢うどんにホッと一息つき、行列に並んで赤福を笑顔で買い求める部員の姿に癒されもした。最短距離ばかりが最善とは限らない。
10日、新人戦開幕。アンガクの初戦は16日。このメンバーで戦う高体連大会は毎年のことながら、これが最初で最後。対するは経験者を複数擁し常に上位食いを目論む愛知啓成。前半、先制点を献上するも頭をよぎるのは一年前の新人戦。あの時も先制されて苦笑したことを思い出す。その後攻め続けるもいまひとつ噛み合わない攻撃面。ポストやバーに3度跳ね返される不運に、これまた天を仰ぐ。ただ、ボールを保持し攻撃し続けている状態がさらなる失点のリスクを軽減する要因でもあった。前半と後半にセットプレー2発で逆転。これはどちらの場面も上手に仕上げたと思う。とは言え、予選リーグにおける最小得失点差の勝利は手放しでは喜べない。持ち味を発揮した啓成部員の奮闘を讃えつつ、改めて戦い方を模索する。
そういえば引退した現3年生が久しぶりに体を動かしに来てくれた。初戦後だったこともあり雑談の折、〝いや~、なかなか噛み合わないときもあってさ~〟なんて軽口を叩いた。すると急に何かを思い出したような顔つきで「でも先生…この時期って確か去年も似たような感じでしたよ…この時期ってそんなもんなんだって今になって思います(笑)」。…さすがファイナル経験者、コトバに深みがある(笑)。
23日、第2節は時習館との一戦。率いるは大先輩の金田先生。東三河トレセン時代が懐かしい…。同じ三河地区で共に頑張るチームである。この試合で勝利すれば決勝トーナメントに1位抜けが決まる。会場となった豊田市の瀬戸寄りにある〝けんぽスポーツの森〟グランドは連日の氷点下により土が凍った状態。私たちが到着時に試合の始まったカピタ部員も非常にやりにくそうな様子。私たちのキックオフ時には溶け始めて一気に緩くなった箇所と足を踏むたびにいまだ氷の割れるような音がする箇所が入り混じる具合。これもこの時期の新人戦にはよくある話である(そういえば時間が空くたびにカピタ部員諸君が整備してくれていた。感謝!)。
試合展開といえば、先週の試合展開が嘘のように攻撃の歯車がかみ合った。トレーニングの成果と言ってもいい。前半は開始4分にれおなが口火を切り計6点(れおな5点、しおり1点)。後半は10分過ぎから多くの出場機会とポジションチェンジを試みベンチ全員が出場。その中でれおな2点、しおり4点、後半26分にはあかねの公式戦初ゴール。13-0で幕を閉じた。ちなみにアシストははるか2、ななか5、みさき1。こういう展開だと一瞬の隙を突かれて…なんていうシーンもよくあるのだが、この日は被シュートゼロ。両CBを中心とした、穴を開けなかった守備面も評価したい。
1月最終週は本校推薦入試。受験生諸君は過緊張せず、これまでの努力と経験を生かし、積み重ねた力を存分に発揮することだけを考えて欲しい。本当の自分の力を出せばそれで十分。等身大の自分自身を表現してもらいたい。〝頑張れ受験生!〟