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顧問の独り言 2015年3月号Part2

グッドチャレンジから得たもの。そして、10代目から11代目へ。

やりきることの大切さが身に染みる。内容的には欲を言えばまだまだ…でもここまでやれた、という実体験がいつか必ず力になる。そう確信出来たルネス遠征。

3月の目標である新1年生融合を掲げた今月最後のチャレンジは5日間の連戦。まずは3日間、昨年同様ルネスに出向き、各地域有力校との実戦。簡単に言うと〝新年度に向けたチームの骨格〟を一回り大きくすることが出来たと思う。
初日は参加校全てと25分1本ずつで計5本。衝撃はルネスU-15のポテンシャル。アンガクにとって5本目だったとはいえrun with the ballにおける個の圧倒的なスピードと、常に前を向こうとする攻撃的な姿勢に目を見張る。結果はスコアレスドローだったが全く満足できる内容ではなく、終始リアクションしか取れなかったことに悔いが残った。翌日2日目は25分前後半で午前2試合午後2試合で計8本。午前、システム変更にトライすることで新たなトレーニングテーマに向かうルネスU-15から4ゴール奪い快勝。しかし得点だけではなく相手の主力に対して良い準備と会話をピッチ内で行えたところに成長をみた。そして午後には村田女子(東京)のトップチームと約7か月ぶりに対戦。精度の高い個人戦術と連動性、そしてスペースを見逃さない判断に屈し前半2ゴール後半1ゴールを許した。とはいえ戦えた時間帯もこれまでの対戦の中で最も多かったと思う。私が嬉しかったのは攻守を最後まで(本当に最後まで!)全員でやり切ったこと。1タッチプレーの連続性を表現できたときは主体的にゲームを動かすことも出来た。〝心の師〟矢代先生には〝良いチームになってきたね…よく立ち向かって来たね!…中野イズムが浸透してきたね…!!〟と泣けてくるほどの言葉を頂いた。ただ、全国制覇を狙う村田女子はこのゲーム後、すぐにバス移動。今度は北に向かってまた数百キロ走るという。本当に凄いチーム、凄い先生…。村田と対戦すると、その都度アンガクは成長してきた…また、いつか…そう遠くないうちに…お願いします、矢代先生!!
今回対戦の機会を頂いたのは上記の2チームと更に神戸第一(兵庫)、星翔(大阪)、甲府商業(山梨)、ルネス学園トップ(滋賀)、同朋(愛知)。3日間計15本で8得点、11失点。2勝3敗6分。野心溢れる有力校相手に、アンガクは内容的に浮き沈みがありながらも連日、全員でやり繰りしながらの結果である。対戦相手を振り返ると…スキルフルな選手を擁しながらも才能に溺れる様子を全く見せない神戸第一、情熱的でタフなチーム

作りがとにかく魅力の星翔、向学心の塊のような顧問先生に率いられ、遠征先で研鑽を積む甲府商業。同朋はココに来る前に北陸大学にお世話になったとのこと。素晴らしい!そして何よりルネスのトップチームは…ひたすら上手だった!今は怪我で戦列から離れているが、ここにアンガク出身のふたかなときゃらが合流する…ゲームの合い間に何やらすでに溶け込み始めている様子を見て…見ているこっちも何だか嬉しくなる…。そんな今回の遠征も相変わらずルネスの諸岡先生、鳥飼コーチのおかげである。そして今回は柔道整復科の平井さんに文字通り朝から晩まで面倒を見てもらった。完全なるボランティア、見返りを全く求めない献身的な姿に…心から感謝…感謝。部員たちはそのコンディショニングの技術だけでなく、丁寧な人柄や話の引き出しの多さに、根底にあるルネス学園の懐の深さを感じていたようだった(実際、ルネスへの進学を考えてみたいとの声も…!)。このご恩は、再び成長した姿を見せる以外にない…。そしてゲームはあと2日…。

29日は岩倉総合でTM。岩倉総合、市邨、至学館と。佐伯先生をみて何だか我が家に帰ってきた気がして、林先生と握手して遠くを見つめるだけでなく足元を大切にする心を思い出させてもらい、永井&柴田先生と笑い合い、切磋琢磨する存在がいることのありがたさを再認識する。チームの疲れを心配したが充実の内容。想定外の早い降雨に戸惑いながらも15得点、0失点。新1年との融合も実感できるレベルになってきた。ルネス遠征に続きこの日も全員が全力プレー。トピックスはまいが市邨連合チームで4本フルに出場し最高の経験を積んだこと。林先生、本当にありがとう!あの試合経験、グループトレーニングに対する前向きさは必ず力になると確信。そして翌30日は今年度最後の活動日。安城に至学館と清水国際(静岡)を迎えTM。息切れ気味は否めず1得点0失点。…本当に浮き沈み感、満載である(苦笑)。

さて、3月30日がアンガク名物(?)代替わりの日となった。
10代目主将ゆきよ&副将あん、あや。この1年間の奮闘ぶりは誰もが認める質と量であり、そして創部以来最高の戦績を成し遂げた。しかしそれで満足することなく今も努力を継続する姿は…先輩の誇りになり、後輩の光となっている。
11代目の主将は、はるか。副将は、まい。新2年生6人の力は無論、完成していないが、互いに支え合い、互いに叱咤激励する心の持ちかたは、すでに歴代先輩たちのそれと見事なまでに重なり合う。
まだまだ成長を目指す新3年生、この場を目撃出来た新1年生。こういう時間の共有が〝次〟のアンガクをつくるのだ。また期待したくなる、今年度最後の活動日。しばしのオフを挟んで、再始動を楽しみにしよう。

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