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顧問の独り言 2015年3月号

あっという間の一年、そしてリスタート。

受験、進級、卒業など慌ただしい中、今思えばあっという間だった一年間に思いを馳せ、次年度への期待をし、それを裏付けるための時間を過ごす。3月の正しい過ごし方、があるとすれば…そんな感じかな、と思う。
7日。年度末試験終了直後、〝Pana Homeキッズフェスティバル〟サポートスタッフの任を受け、モリコロパークへ。同行したのは愛知県の元気印、至学館高校。グランパス育成部の手際良さとキッズ委員会渡邉委員長の優しい笑顔のおかげで何とか務めることが出来た(ような気がする)。しかし小学2〜3年とは言え、のべ800人(‼︎)を目の前にするとさすがの高校生も一瞬たじろぐ。午後には正直少し疲れた様子も見えたが 、そこは意地になってつくり笑顔でハイタッチ(笑)。5時近く、とうとう降り出した雨に合わせるように全日程終了。帰りのバス車内はさすがにグッタリ。

県外に行くと色々な良い出会いが巡ってくる。しかしどこにいてもチャンスを見逃さない事が何より大切だと再認識する出来事。中旬のある日、本校女子バスケ部カネコ先生が県新人戦準優勝のお祝いをしてくれた。全国ベスト4のチームを率いる方に評価してもらうのは身に余るし気恥ずかしいのだが、褒められるというのは大人になってもやはり嬉しいものだ。そしてその時、あるトレーナーの方に出会うことが出来た。酔いが覚めるほどの経歴の持ち主なのに私のつまらない質問に対し極丁寧に、そして言葉を選びながら誠実に答えて下さった。部員のコンディショニングやリカバリー等に関する知識と経験値を上げたいと常々考えているところでの出会いに心から感謝。機会あれば次はぜひグランドでお会いしたい…また直接学ばせてほしい…そんな風に思える人であった。

中旬には楽しい修学旅行…に私ではなく2年生が出発。今年は6人が沖縄、3人が北海道。毎日送られてくる日記メールを楽しく読ませてもらった。ちなみに黒糖は届いたがカニは今年も届かなかった。残念(泣)。さて、そんな期間のグランドでは1年生6人が日替わりキャプテンを決めてしっかり活動していた。日頃なかなか出来ない荷物置き場の整理整頓&大掃除から始まり、自分たちが取り組みたいメニューを実施する姿全てに、一年間の成長を感じずにはいられなかった。「リフティングがたくさん出来れば良い選手とは限らないが、良い選手ならリフティングぐらいは出来る」という考えの下、取り組むチャレンジに今まで苦しんでいた部員が自己最高を達成。涙を流して喜び合う姿にこちらもグッときた。他も負けじと様々なトライ。一番遊び心をもって取り組んだのはドリブルシュート、声を掛け合う場面が多かったのはGKトレか。

サッカーを楽しみたい。だけど楽しむためにはやれる事を増やさないと楽しめない。だから苦しくてもやれる事を増やすために仲間と頑張る。だから結果が出ると嬉しくて嬉しくてしょうがない。そんな当たり前で単純なことを思い出させてくれた1年生との1週間だった。

修了式を終え、ここから一気にペースを上げて実戦モードに突入、という3月下旬。大きなテーマはいくつかあるが、その一つは紛れもなく新1年の融合である。毎年のことながらこの時期、人数的にも力量的にもまだまだ向上する余地があるアンガクであるからこそ、緊張しながらもフレッシュな面々がグランドに来るたび、新たな意欲が沸いてくる。新2、3年生含め怪我や諸事情によりTMでフルメンバーが揃った日は未だ無いものの、すでに松蔭や岩倉総合、そして入れ替え戦に見事勝利し、東海リーグ昇格を決めた名古屋レディースユースと対戦する機会に恵まれた。いずれもアンガクは浮き沈みある内容だったが、それもまた、学び多い経験である証。そして明日から(今日は25日である笑)昨年同様、学びまくりの3日間を過ごす(予定)。甲賀の空の下、集うは村田女子(東京)、星翔(大阪)、神戸第一(兵庫)、甲府商業(山梨)、ルネス学園(滋賀)、そして安城学園。最終日には同じ県勢の同朋も参加する模様。全てはルネスの諸岡校長先生、そして鳥飼コーチのお蔭である。遠征後は翌日に市邨、至学館、岩倉総合。翌々日は至学館、清水国際(静岡)とのゲームも控えている。今のところ天気予報は全て晴天。心技体が充実した3月…として実り多いものに出来るか。失敗を含めたグッドチャレンジに期待したい。

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