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顧問の独り言 2019年3月号

『ミクロとマクロの視点。』PNFC&豊田TRM&修学旅行期間 

いま沖縄に来ている。おそらく10数年振りくらいになる修学旅行引率は天気に恵まれてまずまず順調。それにしても今回のガイドさんは歌が上手い。やはり節の具合は沖縄独特で心地良く、抜群の“結いまーる”であった(分かる人には分かる、はず)。美ら海観光バス「いっぺーじょーとー」。
沖縄を選択した生徒86名(なお、他の選択肢は北海道orシンガポールor北九州or屋久島)はマリンスポーツ体験、民泊などと並んで平和学習もしっかりやっている。特にひめゆりの塔資料館では見学時間が不足するほど。同年代が辿った悲運を見聞きし、息を飲む。そんな生徒の素直で瑞々しい感受性が嬉しかった。
どこそこで何人が命を落としたのかという数字を前にして、人の想像力は容易く破綻する。それとはまた異なり、一人ひとりの経験や記憶に触れては畏敬の念をもち、心を揺さぶられるときがある。イメージ出来るからこそ共感を呼ぶのだ。
これをサッカーに照らし合わせる。
大会あるいは試合の結果は記録として残っていく。これは時間の経過と成長の過程を振り返る際にかなり有効だ。だがそれとは異なり一つのプレー、一つの判断に価値を見出せる時も実に多い。
視点の優劣を語りたいわけではない。いずれも意味のある情報である。ただ、心が動くのはその人の顔が見えるときだ。

ひめゆりの塔で心が揺れ、日々の練習や試合で成長を実感できる瞬間が多かった3月前半を振り返る。

学年末の定期試験を終え、3月2日にPNFCトレ。久しぶりの実施はかなりパワーアップした内容となった。取り組みにおける前向きな姿勢は自身の変化を促す。翌日雨天のため、すぐに長時間のおさらいが出来たのも良かった。次回がすでに楽しみな出来。

3月9日と10日は豊田女子サッカーユースフェスティバルに初参加。昨年度から始まったばかりの大会とのことだが、だからこそ主催である豊田レディース橋本さんの苦労は大きい。まだまだ手探りの部分はあるのだろうが今後も県女子サッカーの発展に大きく寄与するのは間違いない。
ゲームは初日に予選リーグ。1試合目vs豊田L-TOPに3-0(ほのか2、ゆい)で勝利、2試合目vsLFC TOYOTAに4-0(れん、ゆい、ほのか、りな)で勝利。交代カードに制限はなく、多くの部員がピッチに立てたことも有意義。翌日の決勝へとコマを進めた。
2日目決勝vs中京大に0-2で負け。直後に至学館と練習試合(25分1本)。優勝とならなかったのは残念だったが、修学旅行前日のため2年生を欠いての2日目を過ごせたのは寂しくもあり新たなチャレンジでもあった。また中学卒業式を終えた新1年がこの時期に時間を共有出来たのも大きい。ちなみに優秀選手には〝アズー〟ことあずみが受賞。攻守両面でフル稼働した貢献度の高さが評価の決め手となったようだ。

11日から数日間は1年生だけで活動。私が不在の間、日替わりキャプテンと副キャプテンがメニューを考え、仲間が協力。その繰り返しが横のつながりをじわじわと強くする。練習後には沖縄にいる私にトレーニングレポートと楽しい動画が届く。引率の隙間時間に鬼ごっこや合唱?の様子を見るとは思わなかった。これも楽しい1ページである。ちなみに北海道とシンガポールに行った部員からも連日ズンバ動画が送られた。これもまた…痛快なものばかりであった。2年生も頑張っているのだ!
さあ、3月後半のチャレンジに向けてもう一息、頑張ろう。

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