独り言好きの奇特なみなさん、あけましておめでとうございます(すでに1月中旬ですが)。本年も徒然なる独り言にお付き合いくださいますよう、よろしくお願いします。今年も肩肘張らず、まったりじっくり月一更新を継続していく所存ですm(_ _)m。
今年も昨年同様、4日に蹴り始め。急な連絡にも関わらずOGの参加があったのは本当に嬉しいことであった。エンドレスのハーフコートゲーム。現役部員数人の正月太りもご愛嬌。結果的に初日からそこそこのハードワークで充実のトレーニングとなった。合い間、やむなく来れなかった卒業生からもいくつか連絡をもらい、近況報告を聞く。こういった出来事全てが新年のエネルギー、次なる一歩への勇気に繋がる。
なお、今年4月からは創部10年目に突入する年度になる。OG会会長の小夏(4期生)と楽しい雑談をした。年度末にはどこか会場を借りて…一期生からすべてのOGに声を掛けて…応援してくれた保護者にもぜひ来てもらって…現役部員が受付をして(笑)…創部10周年を祝う会をやろう!結果が出なくても諦めなかったOGのおかげで今があることを再確認する会を…。そのためにはやはり今年も頑張らなくてはいけない。私ではなくて部員が(笑)。楽しみな一年が…また始まった。
10日~12日まで伊勢に出向き、フェスティバルに参戦した。この時期(1月第2週)に県境を越えたのは初めてだ。新人戦直前に最高の経験をさせていただいた。なお、声を掛けて頂いたのはJSP(ジャパン・スポーツ・プロモーション)。臨機応変なプロの仕事に感謝しきりであった。
伊勢神宮初詣による交通規制に衝撃を受けつつ、無事に伊勢フットボールヴィレッジ到着。対戦していただいたのは初日に千葉明徳。二日目に大阪学芸と至学館。最終日に富山第一と追手門学院。地域性やステップアップの手順は違えど、いずれも全国大会という目標が明確になっているチームばかり。こういった前向きな野心と貪欲なほどの学びに溢れたチームや指導する先生方と接するのは…本当に味わい深い。
ゲームの質と得た経験で言うと…千葉明徳の体の使い方は素晴らしく、対人プレーの強さとしたたかさは愛知に居ては経験できないものを感じた。大阪学芸は個々の質の高さはもちろんだがそれに溺れることないグループとしての動き…例えば基本の三角形+1枚のアイデア、のようないわゆる連動性に、3年生3人の力を借りたアンガクもやるべきことがやれない時間が多くなってしまった。ここまで多くの学び(と悔しさ)を経験した後、至学館と〝トミイチ〟富山第一とは2年生+1年生のみ、つまり新チーム全員出場で真剣勝負をさせていただいた。至学館のことはひとまずさておき(ゴメンね)、とにかくトミイチである。聞くところによるとまだまだ歴史は浅いとのことだが、部員皆の取り組む姿勢と指導者の知性と温かさには本当に頭が下がる思いだった。ちなみにこの三日間、伊勢は強風が吹き荒び、日陰にいると私などは低すぎる体感温度に発狂寸前であった(マジである)が、トミイチ部員に寒いよね~?と声を掛けると「う~ん…(ニコッ)…気温的には、これぐらいなら全然平気ですよ~(ニコニコッ)」とのこと。…恐るべし北信越。
そしてラストゲームは追手門学院。高い実力に裏付けられるように知名度的にもすでに全国区。個々のスキルもチームの総合力も評判通りの実力校。実際、このフェスティバルに限ってもここまでの4試合は4戦全勝。新チームとはいえあのカキタニの担任だった大橋先生と日ノ本出身の松下コーチに鍛え上げられた部員の質と向上心溢れる姿勢は本当に素晴らしかった。スキルだけでなく個の走力、そしてプレーの優先順位の判断もアンガクより2つ3つ(…もっと?)上のレベルであることを理解した上での一戦。一方のアンガクはこの遠征でテクニカルな、あるいは戦術的な部分ではなくコミュニケーション力を上げることを最大のテーマとして取り組んでいた。というのも新チームになってから〝火中の栗を拾う〟的覚悟も〝自分(たち)がチームを引き上げるんだ!絶対に先輩を越えるんだ!〟という思いも明確には見えてこなかった。自分じゃなくても誰かが…というある種、無責任な姿勢を感じることが度々あり、この部分と向き合わなければ未来はないと踏んでの遠征。無論、これまでもそういった話は耳が腐るほど話してきたがナカノの合格ラインに未だ達せず。ならば…と学年ミックスの部屋割りごと&学年ごとで連日の長時間本音ミーティング。参加してくれた3年生の力も借りて、やっと少しずつ…継続的かつ瞬発力のある会話がピッチ内外で展開できるようになってきた。試合は前半に見事な形で先制されるも失点直後もしゃべり倒し(笑)、少し流れが出てきたところで後半に新チーム持ち味の形でゴール。3年生3人が出場していたとはいえ、あの追手門とドローは出来過ぎ。しかし〝観て考えて、喋って繋がって、気持ちを一つにする〟ことが出来たからこその内容だったとも思う。勝ち負けはともかく、難しいゲームを乗り切るチーム力を、将来は手に入れられるかもしれない…。そんな期待が持てる最終戦であったと思う。
さて、今回の伊勢では衝撃の出来事が。
衝撃その1。開幕戦となった対千葉明徳。主審が何と…!世界を知る(そして世界が知っている)あのお方!!!…そして実はナカノと同年代ということが判明(!!)…何というか…もう…色んな意味で泣きそうであった。なお氏が吹いたのはこのゲームのみ。なんという幸運。全ての立ち居振る舞いが…美しすぎた(泣)。夜には急遽、交流する場がもたれて…もちろん、一緒に写真を撮ってもらったのは…言うまでもない(ドヤッ)。
衝撃その2。元アントラーズの真中氏のヨコで小一時間充実のひととき。あの、ジーコが創り上げたアントラーズスピリットを継承する人柄に心酔。もちろん、ビスマルクの眉間に手をやり跪くパフォーマンスにも言及(笑)。驚くほどに純粋で、そしてありえないほど熱い人であった。大谷コーチ(元なでしこ代表)の部員を見る目線の温かさにも感動。あぁ…もう放心状態。
衝撃その3。追手門も大阪学芸も遠征時に愛知で途中下車してくれると約束(…感涙)してくれた。独り言にアップした以上、これで来ないと嘘つきである(笑)。というわけで、アイチのみなさん、その時はぜひグランド&マッチメークに協力してくださいね。私一人では到底太刀打ちできません。
というわけで衝撃の出来事シリーズでした。本当はここに〝衝撃その4。至学館、キタガワくん。監督デビュー。〟と入る予定だったが、このラインナップを見れば次点扱いになるのも分かっていただけるはず(とか言いながら書いちゃったけど)。
新人戦、開幕。Cリーグシードのアンガクは初戦14日に高蔵寺と対戦。毎日の練習場所に恵まれず狭さに苦しみながらも年々部員数は増えている(はずの)高蔵寺。この、生みの苦しみを経験しているチームには…何故だろう、非常に親近感が沸く(笑)。伊勢を思い出すほどの強風の中、キックオフ。向かい風ながらも押し込み続けるがポストやバーに嫌われ続け、ネットを揺らせない時間が続く。無論、高蔵寺のGKを中心にしたチーム全員の粘り強さと集中力に手を焼いたのは言うまでもない。先制は高蔵寺。2つ3つミスが連続するという一番やってはいけないことをやってしまった。当然ながら学ぶ材料はどこにでもあるということだ。それでも攻め続けた姿勢が実を結び、前半2得点、後半5得点で新チーム公式戦初勝利を挙げることが出来た。
次節は菊里高校との一戦。粘り強く戦い、勝利すればリーグ1位通過となる。訪れるであろう難しい時間帯には、伊勢の経験を思い出したい。