9月7日、県高校リーグ1部、第6節。アウェーでの春日井商業。気が付けば久しぶりの春日井巡業である。警報レベルの大雨をモノともしない水捌けのよさは相変わらず。とはいえ整備などで気を揉んだであろう春商林先生と春商イレブンには感謝の一言に尽きる。
前半、トレーニングの積み重ね通り、ボールを丁寧につなぐ。そして時折一気に仕掛ける。何度かあった決定的なシーンをモノにしていればもう少し楽な試合運びが出来たと思うが、ネットを揺らすよりも難しいポスト当てが数回炸裂。そこも練習通りである(自虐笑)。ハーフタイムで問題点を指摘し、目の付け所を改善。すると後半、ボールを失うことが増えるものの決定機はさらに増えた。とは言えいつも通りの最小得点(苦笑)で渋く勝利をもぎ取り、何とか勝ち点3をゲット。この時点で、最終節を待たずに今年度の県1部第3位が確定。もちろん過去最高順位であり、先輩を越えることに執着し続けた現3年生がひとつの目標を達成した瞬間でもある(泣笑)。入部時には素人同然だった部員が過半数を占める中で、この結果は掛け値なく素晴らしい。大切なのはこれからも課題を見付け、そこを改善すべくトライし続けることにある。そうやってこれまでの先輩たちはサッカーと向き合ってきたし、現部員もそうやってサッカーからの学びを継続するのである。
某日、顧問会議。先月の独り言ではないが、今回は右手をクジ袋に。誰も知らないが袋の中で一度クジを握りなおした。それが吉と出るか、はたまた…。
開幕は9月28日。安城学園は翌29日が予選リーグの初戦となる。すべてのゲームで苦しい時間帯が出てくるのは織り込み済み。ただ、間違いなく言えるのは夏の数々の熱戦、1部リーグでのシビれるような激戦を通じて少しずつ、しかし確実に積み上げてきたものがチームの中にある、ということ。そしてこれからは一戦ずつ、目の前の戦いに挑んでいく心意気が何よりも重要であるということ。そのことが部員全員に伝わっていることも心強い。
勝負はどう転ぶかわからない。相手のあることだから尚更である。
大切なのは、チームのために粉骨砕身、汗をかくことがどれだけ出来るか。
楽しみな戦いが、もうすぐ始まる。